名残の茶を楽しむ

今日は、久しぶりのお稽古でした。

 

私たちのお稽古の前に先生が「中置点前」をしてくださいました。

別名「名残の茶」と呼ばれるこのお点前は、

だんだん寒くなってくるこの時期に合わせて、

暖かく感じる釜をお客様の近くに、

冷たく感じる水指をお客様の遠くにするという

意味があるそうです。

 

さて、私たちのお点前はというと、

早起きして、朝練に励みましたが、結果は惨敗でした…。

夫のお点前は、「???」な表情で、

普段は見られない自信のなさに、

私は笑いが止まらなくなってしましました。

(自分のことは棚に置きながら申し訳ないとは思いつつ)

 

先生が京都に行かれたとのことで、

美味しいお菓子をたくさん頂きました。

写真の栗蒸し羊羹は、栗の甘さとほくほくさが絶品!

四畳半の形に色とりどりのお菓子が並べられた、

亀末広の「京のよすが」というのは、見てもうっとり、

食べても歯ざわりや甘さが上品で美味でした。

 

一歩ずつ近づいてくる冬の気配を感じた一日でした。

 

茶道具埼玉 つかもとひろこ