手さばき、足さばきの巻

11月21日(日)晴れ

 

寄付きのお軸は、会津八一さんの詩をかな文字の一人者である大石隆子さんが書かれたものでした。

 

 

 時雨ふる 野末の森の木の間より

 見えつつうれし 薬師寺の塔

 

時雨とは、晩秋から初冬にかけた季語で、

京都は盆地のため、急に雨が降ることが多いそうです。

 

この日、学んだのは、「手さばき」「足さばき」。

釜にかかった柄杓を人差し指と中指で挟み、

親指をかけて、くるっとひっくり返すのですが、

これになかなか苦戦しました。

 

そして、手ばっかりに集中していると、

今度は足がおろそかに。

道具を運ぶときに、足をすっと引いてから回る。

「どれも合理的な動きなのですよ」と

先生はおっしゃいます。

 

毎回、一つずつ覚えていければなと思いました。

 

茶道具埼玉 つかもとひろこ