お点前のスピード

1月15日(土)

今年初めてのお稽古です。

いつもながら、お点前をするときは、

その静けさに緊張してしまいます。

 

水指から釜まで柄杓で水を運ぶとき、

どのくらいのスピードで運んだらいいものか、

いつも悩んでしまいます。

あまりピュッと早くすると、はしたないような気もするし、

ゆっくり過ぎても、水滴が垂れたりしてバランスが悪いような。

繰り返し練習しているうちに、しっくりくるといいのですが。

 

話は変わりますが先日、羽生にある

藍染めの「武州中島紺屋」さんに行ってきました。

http://www.izome.jp/

埼玉に住みながら、今まで知らなかったのですが、

羽生は藍染めの産地として、最盛期には

300件もの工場があったそうですが、

今では、3件のみだそうです。

温かい表情の4代目の奥様がいろいろと教えてくださいました。

 

ただ、京都と同じように、海外の方のほうが、

関心が高く、現在はカリフォルニアの大学の

客員教授として、年に5回教鞭をとっておられるとのことでした。

 

藍染めの藍色を見ていると、とっても心が落ち着きます。

このよさが日本人の心にも広く伝わっていけばいいのになと、

少し寂しく思いました。

 

茶道具埼玉 つかもとひろこ