かきつばたの謎

5月28日(土)雨

 

昨日から梅雨入りしたそうで、

今日も雨が降っていましたが、

木々や花々は雨に濡れて嬉しそうです。

 

今日は、折句を学びました。

在原業平が「かきつばた」を詠んだもの。

らころも
つつなれにし
ましあれば
るばるきぬる
びをしぞ思ふ

 

寄付きには、「かきつばた」の絵が描かれたお軸があり、

お床には、正岡子規の「かきつばた」を詠んだ句、

そして、茶杓が「からころも」という、

主人の粋な計らいに気づくことが、

客人としての心得であることを学びました。

 

また、上記は「3つ」が連動しており、

籠に入っているお花は「5種類」というように、

奇数がよいとされているそうです。

 

今日もまた、花や、筆文字、表具の美しさに

見とれるばかりでした。

 

茶道具埼玉 つかもとひろこ